第一次反抗期(イヤイヤ期)と親離れの対処法
子供はいつまでも子供ではありません。あなたは子供の親離れ(自立)を歓迎できるでしょうか。子供の自立を過度にさみしがったり、逆に無理に促してもいけません。今回のテーマは、親離れや第一次反抗期の対処法です。
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子供の発達には個人差があります。早い段階で寝返りができても歩き出すのは遅い子、歩き出すのは早かったのにおしゃべりは遅い子、何もかも平均的な子供もいるでしょう。
保育園や幼稚園でも、いつまでもお母さんから泣いて離れない子もいますが、焦りは禁物です。他の子供があまり泣かずに先生や友達の輪の中に入っていく姿を見ると、お母さんとしては焦るかもしれませんが、やがて慣れますので気長に待ちましょう。大人だって初めての場所で、知らない人とどんどん話せる人もいれば、そうではない人もいます。子供だって同じなのです。
もしそこでお母さんが、焦って子供を離そう、離そうとしてしまうと、子供は敏感にお母さんの気持ちを察知するため逆効果です。叱るのもよくありません。他の子供と比べるような発言もNGです。
スムーズな自立のために、お母さんがしてはならない4つの事があります。今までの子供への接し方を振り返り、どうだったか考えてみましょう。
①細かい事を言わない。子供に期待し過ぎない。
②過保護、過干渉はNG。
③子供と精神的スキンシップとっていますか。
④子供に黙って出かけない。
保育園や幼稚園にこれから通おうという時に、保育園や幼稚園ではあれはしちゃダメ、これはしちゃダメ、こういう風にしないとダメなど、細かく子供に言ったりしていませんか。これではダメが多過ぎて、子供は保育園や幼稚園を「楽しい場所」だと思えません。
親が細かく言わなくても、本当にダメなことすれば先生が注意してくれますし、成長とともに子供も理解するようになります。小さいうちには言葉がうまく話せない、自分の気持ちをうまく言えない、このような理由で友達とケンカになることもあるでしょう。しかし、これらは成長とともに解決します。
また、親の期待は子供にとって必要ですが、過度な期待は子供にとって負担となります。無意識のうちに子供に過度な期待をしてしまってはいないか、子供に負担をかけていないか、確認してみましょう。
過保護や過干渉は子供をダメにしてしまいます。自分で考えなくても親がしてくれるのですから、自分で考えて行動するという事が出来なくなってしまいます。そうなると、誰かに何かを言われないと、何もできない、何もしない、そういう子供になってしまいかねません。
子供とスキンシップをとるために、子供が帰ってきたらハグをしたり、寝る前におやすみのキスをしたり、各家庭で習慣にされているところもあります。このような物理的スキンシップではなく、精神的なスキンシップはどうでしょうか?
精神的なスキンシップとは、外で何かあった時に家の中で思いっきり泣けるような環境、全てをさらけ出せるような安心感、甘えていい場所、自分の全てを受け入れてくれる場所だと認識しているかどうかです。
最後に、どうして子供に黙って出かけてはいけないのかというと、黙ってどこかへ行くと、自分が幼稚園に行っている間に、またどこかへ行くのではないかと子供が不安になる場合があるからです。
お母さんが出かけようとすると、後を追ってきて、玄関で大泣きするような子供も多いでしょう。しかし、だからと言って子供が寝ている間に出かけたりすると、子供は不安になって、ますますお母さんから離れられなくなります。
親としては「ちょっとそこまでだから」と思うでしょうが、子供には分からないので、単純に「置いていかれた」という不安になる子供もいます。時にはその不安感が、子供の心を支配し、健全な発達や親子の信頼関係を傷つけてしまうことになる場合もあります。
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チーズはなぜ良く伸びるのか?カゼインの特徴を知ることで生まれるチーズのバリエーション
温めたチーズが糸を引くように伸びる様子は食欲をそそりますが、これはチーズのたんぱく質の主成分「カゼイン」の特徴によるものです。今回のテーマは、チーズが伸びる理由です。理科の勉強にもなります。
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まず、全てのチーズが加熱すると伸びるわけではありません。基本的に熟成が進むと、チーズのたんぱく質が分解し、成分や構造が変化するので、伸びなくなっていきます。
※パルミジャーノ・レッジャーノ、ゴーダチーズなどが、代表的な熟成タイプのチーズです。熟成すると風味やコクが増すため、チーズの多くは熟成タイプです。
伸びるタイプのチーズは、熟成させないフレッシュタイプのチーズで、中でも良く伸びるのはモッツァレラチーズです。ピザの上に乗っているチーズです。
モッツァレラチーズは、他のチーズとは違ったユニークな作り方をしており、それが良く伸びる構造を作り上げています。
チーズの作り方を簡単に書くと、以下の通りとなります。
①原料乳を加熱殺菌する
②乳酸菌を加えて発酵させる
③凝乳酵素を加えて固める
④細かく切断、ゆっくり加熱して余分な水分を排除する
⑤型に詰め、塩水に漬けて加塩する
⑥熟成庫で熟成させる
モッツァレラチーズは、④の工程が他のチーズと異なります。ゆっくり加熱するのではなく、細かく切断したものに95度の熱湯を加えて、1つの塊を作ります。この塊を練り、弾力が出てきたら、2人で引っ張り合って伸ばします。そして、丸い形にちぎってから、塩水に漬けます(⑤の工程)。
この、練って、引っ張って伸ばすチーズの作り方をパスタ・フィラータ製法と言います。パスタ・フィラータ製法で作られたチーズは、良く伸びるようになります。引っ張る際にチーズが抵抗し(抵抗力を出し)、粘り気が作られ、この粘り気により良く伸びるようになるのです。(※化学的な説明をすると長くなるので、化学的説明については、サイトの記事を参照いただければと思います)
「さけるチーズ」をご存じの方は多いと思います。貝柱のように、さくことのできる繊維状のチーズです。
これもパスタ・フィラータ製法で作られたチーズです。おそらく、パスタ・フィラータ製法で作られたチーズで、日本人に最も馴染みのあるものかと思います。
引っ張って伸ばした時、たんぱく質などの成分は、引き伸ばされた方向にきれいに整列して並びます。これ(引き伸ばす→たたむ→引き伸ばす→・・・)を何度か繰り返すと、繊維状の組織になってきます。その状態で固めたものが、さけるチーズです。
つまり、さけるチーズとモッツァレラチーズは同じもので、丸い形にしたものがモッツァレラチーズ、伸ばしたところでカットしたものが、さけるチーズです。
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