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中学受験塾を選ぶ前に知っておきたい基礎知識

中学受験を、塾へ行かずに制することは、とても難しいのが現状です。今回は、主に首都圏や関西圏の中学受験事情を基に、中学受験塾を選ぶ前に知っておいた方が良いことを見ていきたいと思います。
http://kosotatu.jp/中学受験塾選定の基礎知識/

●目標達成までの考え方や方法は、塾によって違うため、説明会参加前に下調べをしておくことが重要!

中学受験塾は、短期目標を掲げて頑張っているのに生徒の結果が思わしくない場合、その理由を徹底的に分析し、改善していきます。方法論としては、事業を進めるときに用いられる「PDCAサイクル」という手法を活用しているところがほとんどです。
PDCAサイクル:PLAN→DO→CHECK→ACT(計画→実行→評価→改善)の略

例えば、毎週テストが定期的にあり、テストを実際受ける、良い点数が取れて、次回も良い結果を出すには、どのような勉強をすればよいか見つけていきます。これを繰り返していくうちに、頑張れば自分はできるのだという自己肯定の気持ちが芽生えてきて、自信につながります。

やがて子供は、中学受験に必要な学力を身につけていきます。それが自覚できるようになると、小さなことでもコツコツ努力すれば達成できることを実感します。この気持ちは、中学受験勉強を通してこそ得られる貴重な財産です。また、将来困難に立ち向かうときの糧にもなります。

中学受験に合格すれば、中高一貫教育という環境に身を置くことができます。中学受験は、その恵まれた生活を送る引き換えに、苦しみを伴うものと思われがちです。

しかし、塾の先生や親が上手に導いてあげることにより、小学3年生の2月頃から入試本番までの約3年間で、子供は大きな成長を遂げます。これだけでも、中学受験勉強をする価値はあります。

志望校合格までを逆算すると、長期目標に対して、どんな小さな目標でつないでいけば良いのか、達成感を体感させるポイントとタイミングはどこかなどの分析も、塾は行います。

また、学習したことを忘れてしまったのでは意味がありません。ギルフォードやエビングハウスという心理学者が確立した、人はどのくらいで覚えたことを忘れていくのかを表した「忘却曲線」という理論があります。このような理論に基づき、覚えたことを定着化させ、記憶が低下しにくい学習方法を考えて、子供の学力を伸ばしていきます。

このように、中学受験塾が様々な方法論と塾ごとの特色を生かして、子供たちを合格へ導いています。小さな目標を達成し続けて、自信へつなげて、大きな目標へ近づいていく方法を「スモールステップ法」といいます。この方法は、塾をはじめとする教育機関や、企業の新人研修にも用いられています。

現在、ほとんどの塾が、スモールステップ法を基本とした指導を行っています。各塾では、入塾説明会が開催されますが、塾ごとに学習の進め方や方針が違うため、自分の子供が、どこに入塾すれば、合格に向けて大きく成長ができるかどうかは、説明会だけでは分からないことも多くあります。

そのため、親が事前に下調べをしておく必要があります。調べたことを頭に入れて入塾説明会に参加し、質問をすれば、親の受験に対する真剣さが塾側にも伝わり、詳細な内容を説明してくれる場合もあります。

詳細、続きは以下をチェック!

食事、睡眠、遊びを変えれば、子供は生き生きと健全に成長する!

「食べる・寝る・遊ぶ」は子供にとって重要な役割を担っており、これらの習慣を改善することで、子供はいきいきと活発に成長します。今回のテーマは、子供の「食べる・寝る・遊ぶ」についてです。
http://kosotatu.jp/食事、睡眠、遊びで子供は健全に成長する/

以下、子供の食事について見ていきましょう。

文部科学省が実施している「体力・運動能力調査」と「全国学力・学習状況調査」のどちらでもトップクラス入りしたことのある福井県秋田県は、実は毎朝ご飯を食べている子供の割合が多い地域でもあります。

まさに規則正しい生活が、体力や学力に良い効果を与えることを実証しています。特に学力で言えば、朝食を毎日食べている子と全く食べない子とでは、正答率の差の開きがとても大きく出ています。

文部科学省「平成30年度 全国学力・学習状況調査」では、全国の児童において、朝食をとる習慣と教科の正答率に関係があるか分析しており、 ・毎日朝食を食べている子が、国語A=72.3%、国語B=56.4%、算数A=65.1%、算数B=53.4% ・全く朝食を食べない子が、国語A=55.3%、国語B=38.3%、算数A=49.0%、算数B=33.4% の正答率です。

国語や算数のAとは主に知識の基礎を問うもの、Bとはその応用力を問うものです。数値を比べてみれば一目瞭然ですが、毎日朝食を食べている子と全く食べていない子との正答率の差の開きは20%近くにもなります。特に国語や、算数の応用問題において、その開きが目立ちます。

静岡産業大学の小澤治夫教授は、多くの東大合格者を輩出している筑波大学附属駒場中の教諭をしていた時代から、子供にとっての朝食の重要性を訴え続けてきました。

小澤教授は、朝食を食べることで体が低温状態から目覚めると指摘しています。そのため朝食の欠食率の増加と共に、子供たちは体を目覚めさせる機会を失い、授業中に寝る子供や、なんとなく気分が悪く学校に行きたくないと訴えることが増えていると考えられています。

小澤教授の指摘通りならば、頭のいい子や体の動きが活発な子を育てるには、朝食を食べさせることは欠かしてならないことになるでしょう。そのためには、ママやパパも睡魔や忙しさに負けて朝食をなおざりにしてはいけません。

また、(同様の調査が存在しないため)かなり前の調査にはなりますが、中学生を対象に行った「一食当たりの摂取食品数と学力テスト偏差値の相関図」(1989年当時、東京都中野区立第6中学校廣瀬正義教頭の調べ)では、一食当たりの食品摂取数が多ければ多いほど、成績がいいことを示しています。

具体的には、摂取食品数が3.9品以下の子の偏差値が48.9に対して、12品以上の摂取食品数を有する子は偏差値61.2という値を示しています。

【一食当たりの摂取食品数と学力テスト偏差値の相関図(摂取食品数・・・偏差値)】
3.9品以下・・・48.9
4~5.9品・・・51.4
6~7.9品・・・53.9
8~9.9品・・・55.4
10~11.9品・・・56.7
12品以上・・・61.2

中学生になる前の小学生のうちから、少ない食品数で済ませるような食事の習慣では、勉強や部活で忙しくなる中学生になった時にも、同じ食事の習慣であることは目に見えています。小学生のうちから多くの食品に触れる食事の習慣をつけておきたいものです。

時代の流れによって、親も子供も昔に比べて多忙な毎日を送るようになりました。また技術の進歩により、コンビニやスーパーの総菜や菓子パンだけでも、十分お腹いっぱいに、美味しく食事を済ませることが出来るようになりました。

そんな中で、せめて具がたくさん入った味噌汁を朝食や夕食につけてみてはどうでしょうか。それだけで子供のやる気や集中力はぐっとあがるはずです。

食事を欠かさないようにする、おかずを一品増やしてみる、これだけで子供の学力向上の助けになるのです。

※長くなりますので、睡眠、遊びについてはサイトの記事を参照ください。

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