子育ての達人

子育ての達人の公式はてなブログです。妊娠・出産・育児・子育ての毎日を楽しくし、すくすく育つ子どもとニコニコママ・パパを日本に増やします。主に記事の更新情報等をお届けします。

子供にしつけをする上での父親と母親の役割

子供にしつけをする上で、父親と母親では役割が違います。それぞれがそれぞれの役割を理解して子供に接する事で、しつけもスムーズになります。今回のテーマは、子供にしつけをする上での父親と母親の役割です。
http://kosotatu.jp/子供にしつけをする上での父親と母親の役割/

●母親、父親それぞれに役割がある

色々な条件によっても違ってきますが、子供にとってお母さんがより必要な時期があれば、お父さんがより必要な時期もあります。

普通は子供が小さい時には、お母さんと一緒にいることが多いでしょう。その時期のお父さんの役割は、お母さんを支えてあげる事です。

オムツを替えたり、お風呂に入れたりというお手伝いをしたり、お父さんが休みの日には、お母さんを育児から解放して、気分転換に出してあげることも重要なお父さんの役割です。

お母さんには、ずっと子供と一緒にいてなかなか見えないことも、お父さんには見えるということがあります。

お母さんとお父さんが、一緒に協力して同じことをしなければいけない場合も多々ありますが、お母さんにはお母さんの、お父さんにはお父さんの、それぞれの役割があります。お母さんとお父さんがそれぞれの役割を理解し、お互いにどう協力し合っていくかということが大切なのです。

いつも夫婦が一緒に同じことをするということが、協力して子育てをするということではないのです。仲のいい夫婦だったとしても、人間ですから、常に考えや感じ方が同じというのはありえないことです。ですが、根っこの部分では、夫婦の考え方が同じであることが理想です。

その上で、普段の生活ではそれぞれがそれぞれの役割を果たして、補い合いながら過ごしましょう。お母さんがいるのに、お母さん的なお父さんは必要ないですし、お父さんがいるのに、お父さん的なお母さんも必要ないのです。

●子供が父親に求めている事

男の子も女の子も、小さい頃から父親と話をする習慣をつけておかないと、子供が小学校高学年くらいになって、突然「子供が何か問題を起こしたから」と父親が出て行っても問題は解決しないことが多いです。

思春期になると、ただでさえ子供は父親に対して壁を作ってしまいがちなのに、今までほとんど子供と関わってこなかった父親が、急に子供と関わろうとしたってうまくいくはずがありません。

父親が必要なのは男の子でも女の子でも同じです。非行で補導された女の子たちは、父親とのコミュニケーションが欠けている場合がとても多い傾向にあります。

父親とのコミュニケーションが足りないと、子供は「自分のことをわかってくれない」「信頼してくれない」等、父親に対してネガティブな感情がわき、それが原因で女の子たちが非行に走ったと推測されるケースが多くあります。

小学生のお父さんで、子供の担任の先生の名前を知っていた人は約70%、子供の仲のいい友達の名前を知っているお父さんはさらに少ないという調査結果があります。子供が今、何について悩んでいるのかを、知っているお父さんは約25%でした。

忙しい毎日を過ごしているとしても、子供のことについて、学校生活や友達などについての話は、出来るだけたくさんお母さんからお父さんへ話を共有し、お父さんも耳を傾ける必要があります。

仕事が休みの日、家の中でどのように過ごしていますか。仕事中のお父さんの顔を子供たちは見た事がないでしょうから、何か得意な事で子供たちに接して見てください。得意な事ならなんでも構いません。

キャッチボールでもゲームでも趣味でもなんでもいいのです。得意分野を子供の前で披露し「お父さんすごい」と思わせ、家の中とはまた違った姿を子供達へ見せてください。また、子供と話をする機会を持ちましょう。

面と向かって二人で座ってということではなく、何かをしながら話をするのがベストです。釣りをしながら、一緒に犬の散歩をしながら、ドライブをしながらなど何かをしながらだと無理なく会話が続きます。

子供が何か問題を起こしてしまう家庭は、夫婦間のコミュニケーション不足や信頼関係に問題があるようなケースが散見されます。つまり、親子関係も夫婦関係も、愛情、信頼が大切という事です。

相手に自分のことを分かって欲しければ、まずは自分が考えていることや感じていることなどを相手に伝えることが第一です。相手のことを分かりたければ、相手の話をよく聞くことです。

夫婦の関係、親子の関係は、父と母と子それぞれが等距離であるのが理想です。日々の生活の中で、お父さんとお母さんでは子供に対する接し方は違うでしょうが、心理的距離はそれぞれが等距離であるのがベターです。

問題を起こした子供の家庭を調べてみると、父親との距離が遠く、母親との距離が近いというパターンが多い傾向にあります。

子供のイメージする父親像とは「強さ」がポイントのようです。「強さ」とは何も筋肉隆々で喧嘩が強いとか、力持ちとか、そのような意味ではありません。「芯の強さ」です。

何か問題が起こった時に毅然とした対応が出来るか、何かトラブルが発生した時に、子供や家族を守れるかというような意味での芯の強さです。父親は何かあった場合、毅然とそれに立ち向かう姿を子供に見せる必要があります。

父親と母親の役割を大きく分けるとするならば、父親はやはり「強さ」や「厳しさ」、母親はその反対の「優しさ」や「思いやる心」を、それぞれ子供に見せる、伝えることが重要になってきます。

続きは以下をチェック!

大学入試に強いだけじゃない!立派な大人に成長できる環境が揃う中高一貫校

大学入試に強いというイメージが先行しがちな中高一貫校ですが、中高一貫という特殊な環境が生み出すメリットは他にもたくさんあります。今回は中高一貫という環境に注目して見ていきたいと思います。
http://kosotatu.jp/中高一貫校の環境/

●中学生と高校生の距離が近い中高一貫校で、それぞれが与え合う良い影響

小学1年生が、5、6年生のお兄さんお姉さんをとても大きく感じるように、中学1年生も、入学当初は先輩達の迫力に圧倒されます。

つい最近まで小学生だった中学1年生からしたら、中学3年生でも十分大きく見えるのに、中高一貫校では高校3年生が間近にいる訳ですから、その圧倒度は尚更でしょう。実はここに、中高一貫校ならではのメリットがあります。

普通の公立中学校の1年生が3年生の先輩を見て驚くのは、そのつっぱった態度です。反抗期真っ最中のとがった雰囲気や、時に先生に怒鳴られても言い返す先輩の姿を見て、自分の2年後を想像します。

かっこいいと憧れる人もいれば、自分もこうなっていくのかという不安を感じる人もいるでしょうが、どちらにせよ良い影響とは言えません。

一方中高一貫校の中学1年生は、高校3年生の落ち着いた姿に衝撃を受けます。もちろん中学3年生がつっぱって先生に反抗する姿も目に入るので、より体格の良い高校3年生がなぜ先生に食って掛からないのか、むしろ先生との関係が良く見える事が不思議で仕方ないのです。

しかし徐々に、これが反抗期を乗り越えた姿なのだという事が分かってきます。高校3年生は心身共に大人に近づいていて、だから先生とも対等な付き合いが出来ているのだ、反抗的な中学3年生は、まだ子供なのだと気付くのです。

この気付きは、2年後に反抗期を迎える中学1年生にとって、大きな安心材料になります。自分もいずれは高校3年生のような大人に成長出来ると気付ける事で、必要以上に荒れること無く、反抗期を終息させられます。

また、同じ校内に高校生がいる事が、中学生の非行等に対する抑止力にもなります。普通の中学校では、中学3年生が学校内の最高学年である為に、反抗的な態度に拍車がかかる部分もありますが、中高一貫校では高校生というさらに上の学年がいます。

中学生にとって高校生の先輩は、時に先生よりも威厳を感じさせる存在です。その高校生に注意されれば、いくら粋がった中学生でも逆らう事はまず出来ません。高校生が中学生の行動に目を光らせている事で、結果として学校全体の風紀が保たれます。

高校生からすれば、中学生は少し前までの懐かしい過去の自分です。反抗期特有の感情も覚えているし、必要以上に粋がらなくてもそれを乗り越えられる事も知っています。

だから反抗的な様子の中学生が近くにいると、過去の自分と重なり放っておけなくなります。過去の自分に言い聞かせているつもりで、中学生の指導をしているとも言えるでしょう。

また中学生からすれば、高校生は5年後の自分です。間近に見る高校生の落ち着いた雰囲気や大人っぽさを、これから自分も身に付けていけるという安心感が、反抗期で乱れがちな心に安定を与えてくれます。

このように、それぞれの存在が相互に作用する中高一貫校ならではの環境は、思春期において自立を学ぶのに非常に有効なのです。

その他のメリットなど、続きは以下をチェック!

Copyright (C) 2015 子育ての達人 All Rights Reserved.