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一貫して行われるべき中等教育と、それを担う中高一貫校がたどってきた歴史的経緯

難関大合格者数で毎年上位を占める中高一貫校(2018年東大合格者数ランキングトップ10全て中高一貫校、ちなみに2017年も同様)。今回のテーマは、一貫した中等教育の重要性です。
http://kosotatu.jp/中高一貫校の歴史的経緯/

中高一貫校は、新しいイメージがあるかもしれませんが、戦前にも旧制中学という名称で存在しており、そもそも中高一貫(旧制中学)の方が主流でした。

中高一貫校と聞くと、中学と高校が合体した特殊な学校というイメージを持つかもしれませんが、開成、麻布、灘などの戦前から存在した中高一貫校は、中学校でした。それを、国の制度の関係で、中学3年、高校3年と分けたものが中高一貫校です。 つまり、中学と高校を合体して中高一貫校ができたのではなく、むしろ全く逆で、中高一貫教育をしていた中学校を中学と高校に分けたため(分ける必要があったため)、中高一貫校ができたというのが正しいのです。

・中学と高校を分けるのは、発達心理学脳科学的な観点から考えると理にかなっていない。 11歳頃を境に認知能力や脳の使い方が変わることが明らかになっており、境の前後は各々6年程度一貫した訓練(発達段階に応じた考え方の訓練)が必要とされています。(詳しくはサイトの記事を参照)

・中学高校は、反抗期を迎え、それが収束すると精神が自立していく、親からすると扱いにくい時期ですが、人間成長する上でとても大事な時期です。中高分離の場合、その大事な思春期のど真ん中で、教師陣が入れ替わることになります。これは、スポーツ選手と共に練習してきたコーチや監督が、大事な時に交代してしまうようなものです。

・欧米は中高一貫が一般的、アジアは中高分離が一般的。 このような違いが生じる理由として、欧米は早くから民主主義社会が主流、アジアは王朝制度が長く続いていたことが教育にも影響を与えているという見解があります。(詳しくはサイトの記事を参照)

・1994年、宮崎県に日本初の公立中高一貫校が、パイロットスタディ(実験的試み)として設立されました。これが大成功し、公立中高一貫校が全国に広まったため、これまで中高一貫校中高一貫教育)を認めていなかった国も、1998年、学校教育法を改正し制度として認めました。 これは、「授業料の経済的負担が無いのであれば、中高一貫教育を受けたい」と考える家庭が、潜在的に多数存在していたという事実が明らかになったと言えます。

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