子育ての達人

子育ての達人の公式はてなブログです。妊娠・出産・育児・子育ての毎日を楽しくし、すくすく育つ子どもとニコニコママ・パパを日本に増やします。主に記事の更新情報等をお届けします。

大学入試に強いだけじゃない!立派な大人に成長できる環境が揃う中高一貫校

大学入試に強いというイメージが先行しがちな中高一貫校ですが、中高一貫という特殊な環境が生み出すメリットは他にもたくさんあります。今回は中高一貫という環境に注目して見ていきたいと思います。
http://kosotatu.jp/中高一貫校の環境/

●中学生と高校生の距離が近い中高一貫校で、それぞれが与え合う良い影響

小学1年生が、5、6年生のお兄さんお姉さんをとても大きく感じるように、中学1年生も、入学当初は先輩達の迫力に圧倒されます。

つい最近まで小学生だった中学1年生からしたら、中学3年生でも十分大きく見えるのに、中高一貫校では高校3年生が間近にいる訳ですから、その圧倒度は尚更でしょう。実はここに、中高一貫校ならではのメリットがあります。

普通の公立中学校の1年生が3年生の先輩を見て驚くのは、そのつっぱった態度です。反抗期真っ最中のとがった雰囲気や、時に先生に怒鳴られても言い返す先輩の姿を見て、自分の2年後を想像します。

かっこいいと憧れる人もいれば、自分もこうなっていくのかという不安を感じる人もいるでしょうが、どちらにせよ良い影響とは言えません。

一方中高一貫校の中学1年生は、高校3年生の落ち着いた姿に衝撃を受けます。もちろん中学3年生がつっぱって先生に反抗する姿も目に入るので、より体格の良い高校3年生がなぜ先生に食って掛からないのか、むしろ先生との関係が良く見える事が不思議で仕方ないのです。

しかし徐々に、これが反抗期を乗り越えた姿なのだという事が分かってきます。高校3年生は心身共に大人に近づいていて、だから先生とも対等な付き合いが出来ているのだ、反抗的な中学3年生は、まだ子供なのだと気付くのです。

この気付きは、2年後に反抗期を迎える中学1年生にとって、大きな安心材料になります。自分もいずれは高校3年生のような大人に成長出来ると気付ける事で、必要以上に荒れること無く、反抗期を終息させられます。

また、同じ校内に高校生がいる事が、中学生の非行等に対する抑止力にもなります。普通の中学校では、中学3年生が学校内の最高学年である為に、反抗的な態度に拍車がかかる部分もありますが、中高一貫校では高校生というさらに上の学年がいます。

中学生にとって高校生の先輩は、時に先生よりも威厳を感じさせる存在です。その高校生に注意されれば、いくら粋がった中学生でも逆らう事はまず出来ません。高校生が中学生の行動に目を光らせている事で、結果として学校全体の風紀が保たれます。

高校生からすれば、中学生は少し前までの懐かしい過去の自分です。反抗期特有の感情も覚えているし、必要以上に粋がらなくてもそれを乗り越えられる事も知っています。

だから反抗的な様子の中学生が近くにいると、過去の自分と重なり放っておけなくなります。過去の自分に言い聞かせているつもりで、中学生の指導をしているとも言えるでしょう。

また中学生からすれば、高校生は5年後の自分です。間近に見る高校生の落ち着いた雰囲気や大人っぽさを、これから自分も身に付けていけるという安心感が、反抗期で乱れがちな心に安定を与えてくれます。

このように、それぞれの存在が相互に作用する中高一貫校ならではの環境は、思春期において自立を学ぶのに非常に有効なのです。

その他のメリットなど、続きは以下をチェック!

Copyright (C) 2015 子育ての達人 All Rights Reserved.