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親が子供のことをきちんと理解していれば、子供は能力を最大限に発揮できる

子供はいつか親離れしますが、親が子供を理解し認め、思考や心の面で子離れが出来なければ、本当の親離れ、子離れが出来たとは言えません。子供を理解し認めるとはどういうことなのか見ていきましょう。
http://kosotatu.jp/親は子供のことをきちんと理解すべき/

●将来を心配するより、まずは子供の現状を認めることが能力を伸ばす秘訣!

我が子の能力の限界を、親が判断するのは、非常に難しく、むしろ不可能であると思った方が良いでしょう。

そもそも、どこが子供の限界なのかを判断できる基準はありません。だから、親がひいき目で「もっとできるだろう」とか「やれるに違いない」と過剰な期待をしてしまい、それが仇となることも少なくありません。今持っている能力以上のことを要求するのは、子供にとってはとても酷なことです。

聖書の中に「タラントのたとえ」という話があります。タラントとは当時のお金の単位のことです。現在の金額で言うと、日本円で1タラントは数千万円、あるいは億という説もあります。

主が、旅に出かける前に3人の使用人に、能力に応じてタラントを分け与えました。1人は5タラント、1人は2タラント、1人は1タラントをそれぞれ受け取りました。

主が旅に出ている間、5タラントを受け取った者は、それを商売の資金にして、更に5タラントの収入を得ました。
2タラントを受け取った者も同様に商売の資金にして、更に2タラント得ました。
1タラントを受け取った者は、商売などせずに、土を掘って地中に埋めて保管しました。

旅から帰ってきた主は、商売の資金にして更に収入を得た、初めに5タラントと2タラントを受け取った者に対して、「自分の能力を最大限に生かして良くやった。ご褒美にさらにタラントを増やして与えよう」と言いました。

ところが、1タラントを土に埋めた者には、「自分の能力を最大限に生かして、何かを成し遂げようとする気もなかった愚か者よ」と怒り、1タラントを取り上げて、さらにこの者を追い出してしまいましたという話です。

この話から言えることは、持っている能力をフルに発揮してベストを尽くし、さらに能力を伸ばす重要性であり、能力があるのにベストを尽くさないことは、人として成長できないということです。だから、5タラントの者も2タラントの者も、評価は同じです。

1タラントの者も、1タラントで出来ることを一生懸命行い、1タラントの収入を得ていれば、同じように評価をしてもらえたはずです。

これを子供の能力に例えてみます。今、子供がやっていること全てが、その子にとってベストであると、親はまず考えましょう。親はどうしても我が子に期待してしまい、「2タラント分ではなく、頑張れば10タラント分の力があるかもしれない」と思いがちですが、そのようなことは非常に稀なのが現状です。

もし、この子供の力がやがて10タラントになったとしても、それは、常にその時々でベストを尽くしてやってきた結果が積もって10タラント分の力となっただけであり、2タラントの時から既に10タラントの力があったというわけではありません。

また、10タラント分の力になったのは、2タラントの時に、「お前の力は、こんなものではないだろう。もっとできるはずだ」と、2タラントを否定されて大きくなったわけではありません。「2タラント分の力を良く出し切った。偉いぞ」と肯定されてこそ、さらなる能力へつながって行きます。

思考は現実化すると言いますが、否定的な考えからは否定的な結果しか生まれず、肯定的な考えからは肯定的な結果しか生まれません。それならば、肯定的な結果の方が良いわけですから、今、子供がやっていることは、肯定するのがベターです。

これは、子供だけではなく、大人も同じです。自分のやることなすこと否定され続けたら、否定されることがあたりまえのような感覚になり、「どうせ私なんて・・・」と自分自身をどんどん小さくしてしまいます。肯定されて認めてもらえるから、もっと自分の可能性を広げてみようという気持ちも湧いてきます。

今の自分の能力を肯定されることもなく、認められないのにも関わらず、それ以上を常に求められたら、ベストを尽くすどころか、プレッシャーだけが重くのしかかり、能力は発揮できません。このような経験は、親は誰しもしていることではないでしょうか?

「もっと貪欲に」と思いがちですが、今の子供の能力をベストと捉え、認めてあげることが、子供の能力を最大限に伸ばすことにつながるのです。

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