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教えてないのに身に付く!?私立中高一貫校で、生徒に自然と染み込むもの

学校は勉強を教わるだけの場ではなく、子供の人生を左右する重要なものを得ることのできる場です。今回は、独自性の強い私立中高一貫校で、勉強以外で得られるものについて見ていきたいと思います。
http://kosotatu.jp/私立中高一貫校で自然と身につくもの/

中高一貫校で芽生える様々な意識とは?

地元の中学校と中高一貫校では、そこに通う生徒の意識に差が生じます。まずは帰属意識です。中高一貫校に入学した子供達は、まずは入りたい学校を選択し、努力を重ね、味わったことの無い緊張感と共に入試に挑みます。

役所が決めた地元の中学校に普通に入学した子供に比べて、ひと手間も二手間もかけて中学入学に辿り着きます。

こうしてやっと入れた学校には自然と愛着が沸くものです。自分はこの学校の生徒なのだという事を、強く意識するようになり、毎日を大事に過ごそうという気持ちになります。

また、これから自分が学ぶ場所が誰かに与えられた場所なのか、自分で勝ち取った場所なのかという事は、勉強のモチベーションにも大きな影響を与える要素になります。

もう一つは、仲間意識です。中学受験をするという選択は、非常に勇気の要るものです。小学校時代の友達と離れ離れになる寂しさも味わったでしょう。共に中高一貫校に入学する事になった新たな友達は、皆自分と同じ経験をしてきた子供達です。

同じ志を持って、同じように頑張ってきた友達との間に生まれる仲間意識は、特別なものになります。

同時に、自分と同じように周りのみんなも頑張ったんだな、という友達に対する尊敬の気持ちも芽生えます。すると、自分とは違う相手の個性を認める事が出来るようになります。

あの子は英語をすらすら喋れるとか、この子は優しいとか、自分に無い相手の良さを、素直にすごいと思えます。

そして、自分一人では出来なくても、みんながそれぞれの得意分野を活かして力を合わせれば、出来るようになるという事に気付きます。一人一人が良い所を出し合い認め合う事で、最高のクラスになるのです。そこから、共同体意識が芽生えます。

共同体意識とは、良い物は分かち合い、お互い助け合う事で自分の自己実現と同時に集団全体の最適化も叶えようとする意識です。

例えば体育祭では、足の速い生徒がリレーのアンカーを務めたり、腕っぷしの良い生徒が綱引きで活躍したり、声が良く通る生徒が応援団長を担当したりします。

それぞれが自分に出来る事を精一杯やって、自分一人の活躍よりもクラス全体としての優勝を目指す事は、強い共同体を作ろうという共同体意識を高めます。

そして、次第にその意識はクラスだけでなく、学年全体、学校全体にまで広がり、自分が学校を作り上げているメンバーの一人であり、学校の一部である事に喜びを感じるようになります。だから同窓会の誘いや寄付金の依頼にも、快く応じる事が出来るのです。

共同体意識が芽生えるのは、中高一貫校においてだけではありません。高校受験で希望の高校に入った場合でも、面接を受けて就職した会社でも、勿論芽生えるものです。ただ、その組織の一部になりたいと強く望んだ場合ほど、共同体意識は芽生えやすくなります。

公立の普通の中学校の様に、通う学校を指定された場合や、周りが高校受験するから自分も何となく受験して入った高校に通う場合では、勉強や行事に対するモチベーションも低く、共同体意識はあまり芽生えないと考えられています。

一方、中高一貫校に通う生徒には、「この学校に通いたい」という強い意志により、中学受験の為の努力をして入学を勝ち取ったという経緯があります。それにより共同体意識の発芽がより促されるのです。

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