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女子校で女性の本質を知る

男女には明確な違いが存在します。同様に男子校と女子校には、それぞれに違った存在意義があります。男子校との違いを明らかにしながら、女子校の存在意義や女性の本質について考えていきましょう。
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●学校こそ個性的であるべき

女子校には、生徒たちがあえて思春期に女子校に通うのに足りる、教育的なメリットが存在します。

まずは女子の特性を活かした、しつけ・生活指導が受けられることです。多くの女子校では、礼法やマナーの授業を取り入れています。女子は他人の良いところを見て真似て学び取ることに長けているため、美しい作法を素早く身につけることができます。

さらに学習面でも、女子に特化した教科指導を行っている学校が多くあります。一般的に女子は理数系の教科が弱い傾向がありますが、進学校の女子校では半数の生徒が理系進学をする学校も少なくありません。生物・科学系の部活動が盛んな学校もたくさんあります。

女子校では男子がいないため、女子の学習スタイルに合わせて理数系科目を指導できるので、苦手意識を持つことがないのです。

また女性には、人生のうちで結婚、妊娠、出産と避けられない選択を迫られる時が来ます。この選択を如何に自分自身の納得のいくものにするか、女性ならば誰しもが突き当たる問題です。女子校ではこの問題に備えて、早めにライフデザイン教育を施すことが可能です。同時にナーバスな問題を、思春期に同性同士で思う存分暴露し合える環境が整っています。

女子校ですから、もちろん男子生徒は存在しません。思春期に気になりだす異性の視線がないからこそ、女子校の生徒は自分という人間に向き合い、個性を伸ばすことができます。

女子の強みは、結束力の強さです。女子校の学校行事は、勝ち負けよりも、チームメイト全員で目標を達成することに重きを置くことが多いです。そのような結束力の強いメンバーと過ごすことで、自己肯定感を高めることができるのです。

集団の中で活動すれば、活動の中心に立つ機会にも恵まれます。そんな時、女性として、男性のように周りを力強く引っ張っていくのではなく、周囲に目を配り支えていくようなリーダーシップ性を身につけることも可能です。

女子校で思春期を過ごすことで、ジェンダー的な苦手意識を克服することができます。また社会的に根強く残る「女性はこうあるべき!」という枠に当てはめられることなく、のびのびと育つことができます。

まだまだ、女子校には多くの教育的メリットが存在します。しかしその一方で、気をつけなければならない点も存在します。

まず社会に出た時に、圧倒的に共学校出身の女子生徒よりも、恋人以外の男性との適切な距離の取り方が分からず、上手に振る舞えない子が多いです。

また、母親になり息子を持った時に、初めて思春期の男性と真剣に向き合わなくてはならない子も出てきます。恋人や異性の兄弟がいれば話は別ですが、そうでない場合、未知の世界にやはり戸惑うかもしれません。

そして最後に、結婚願望が低くなる危険性もあります。女子校に入れば、体育祭や文化祭で必要な大工仕事でさえ、女子の役目です。

男子がいなくても女子だけの力で、なんでもやってのける経験を女子校出身者は持っています。男性の幼稚な部分も、女性とは違う部分として目につき嫌厭してしまうかもしれません。

全ての生徒にとって、完璧な教育システムはこの世に存在しません。生徒一人一人、性別も違えば性格も特性も様々です。だからこそ、多様な教育スタイルの存在が欠かせません。

女子校・男子校・共学校も、そんな教育スタイルの一つに過ぎません。生徒たちがより一層自分の個性に合った教育の現場に巡り合えるよう、学校は常にバラエティに富んだ個性的な存在でなければならないのです。

そのような学校を卒業することで、生徒たちの個性は保たれ、社会には多種多様な人が排出されてきます。それこそがバランスの良い社会の成り立ちです。

その他の女子校の存在意義など、続きは以下をチェック!

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