頭のいい子に育てるために、幼児期にやっておきたい3つのこと
親であれば、我が子が頭のいい子に育って欲しいと思うでしょう。そのためには、勉強も大切ですが、幼児期に、親が教える必要のあることが、他にたくさんあります。
http://kosotatu.jp/幼児期にやっておきたい3つのこと/
●幼児期には、がまんすること、多くの直接体験、自己概念の形成をしっかりと身につけておくことが大切です。
今の子供は昔に比べて、がまんをする機会が減っています。がまんのしつけをすることで、子供は自分の感情や意思をコントロールすることを覚えます。何でも自分の思い通りにはいかないのだと学習し、次にどうすればいいのかを考えます。
また、幼児期にいろいろな直接体験をすることで情緒豊かになり、さらに自己概念を形成することで自分を知り協調性へ繋がります。
●がまんのしつけは、日常生活のちょっとした場面で行うことが可能です。
例えば電車に乗る時、整列乗車していた大人の間をすり抜けて、小さな子供が席を確保するというシーンを時々見かけます。子供は叱られたことがないので、席を確保できて得意顔です。一緒にいた親も、何事もなかったかのようにその席に座ります。
子供はある程度の年齢になれば、体力や回復力ともに大人以上です。大人だとすぐ疲れるのに、疲れ知らずで遊びまくっているのは、周知の通りです。子供は電車内では立っているものだと教えても何も問題ありません。
また、勝負事の遊びをする場合、親も時には勝っていいのです。勝って嬉しいという経験も大切ですが、負けて悔しいという経験も必要です。負けた相手がどんな気持ちになるのかも、負けてみなければ分かりません。
食べたり、遊んだりという日常生活の中で、子供は常に親に挑戦しています。親はそれをどうコントロールするのか、それがしつけです。
現代の親は、過保護すぎる傾向にあると言います。いつも子供にわざと負けて、いつも子供のいうことを聞いていては、がまんのしつけはできません。
●現代の子供たちには、「さんま」が足りないと言われています。「さんま」とは、「秋刀魚」ではなく、「三間」と言って「時間・空間・仲間」の三つの間の意味です。「遊ぶ時間がない」「遊ぶ場所・空間がない」「遊ぶ仲間がいない」ということです。
その結果、圧倒的に昔と比べると友だちと遊べなくなり、たまに時間があってもゲームなどをして過ごすようになりました。
産まれてきた子供はまず、お母さんやお父さんと一緒に遊びます。親との遊びは、楽しくて、楽しくてしょうがないでしょう。それは、親が子供と遊ぶ時、子供が気持ちよく遊べるようにしてくれているからです。意地悪もしなければ、おもちゃの取合いだってありません。
しかし、友だちと遊ぶ時にはそうはいきません。同じおもちゃで遊びたい場合には、おもちゃの取り合いになってしまう事もあるでしょう。仲間に入れて欲しい時には、自分の意志を伝える事も必要です。がまんしたり、主張したりと親と遊ぶ時にはなかったことが起こります。
大人としか遊んだことのない子供は、友だちとどうやって遊べばいいのか分からないのです。このくらいの年頃の子供は「一緒に遊ぼう」なんて声をかけたりはしませんから、まずは仲間に入れてもらうところから学びます。
友だちとたくさん遊ぶことで、他人とのコミュニケーションを学ぶことができ、自分の感情を抑えることなども勉強していきます。
親からすると単に遊んでいるだけに見えますが、友だちと一緒に遊ぶことで得られるものは大きいのです。
続きは以下をチェック!