本の選び方が分からない人必見!自分に合う本を選ぶ10の方法
本を読んだ方が良いのは分かっていても、どんな本を選べば良いのか分からず困っていませんか?今回のテーマは、本の選び方です。具体的に10パターン紹介します。
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●「読書の黄金比」というものがあります。読書術の古典である『本を読む』の著者M・J・アドラーとC・V・ドレーンは、読書の目的は三つあると言いました。
彼らは読書の目的を、
・娯楽のため
・知識、情報の収集のため
・理解、洞察を深めるため
の三つに分類しています。
これらをバランスよく読み進めるには、「娯楽のため」の本と、「知識、情報の収集のため+理解、洞察を深めるため」の本の割合を7:3にするのがベターです。これが読書の黄金比です。
●書店で買おうかどうか悩んだ時には、「はじめに」「著者プロフィール」「版数」の3つをチェックすると効果的です。
・「はじめに(はしがき)」には、本に込められたメッセージが記述されています。「はじめに」を読んで1%も共感できないなら、自分には合っていないと判断できます。
・「著者プロフィール」は、本の内容と一見関係のないように思えますが、実は重要です。極端な例ですが、世界旅行の楽しみ方について書かれた本の著者が、実際にバックパッカーとして世界を放浪した経験がある人なのか、それとも一度も海外旅行にいったことがなく世界旅行に興味がある人なのか、によっても読者に与える印象は随分違うはずです。
人は話の内容よりも、どんな人が話をしたかによって、その話の受け取る印象を変えてしまいます。これは本であっても同じです。
・「版数」は奥付に記載されており、「第5版」なら5回発行されたという意味です。増版の回数が多く、ペースが速いほど、その本が人気のある本だということが分かります。
ベストセラーは表紙に「10万部突破」などと書かれていますが、近年、ベストセラーとなる本は極わずかです。ベストセラー作品以外の本の人気を知る1つの指針として、版数をチェックするのは手です。
●Amazonなどウェブ書店で、検索して本を買う場合には、検索窓に入れるキーワードがとても重要になります。
試しにAmazonで、「読書法」で本を検索してみてください。3000冊以上の本がヒットするはずです。次に「読書術」で検索をしてみてください。すると、今度は1000冊以下の本しかヒットしません。(2018年4月現在)
「読書法」と「読書術」、似たような言葉でも検索数にこれだけ差が出てしまいます。また、「読書術」でヒットした本全てが「読書法」でヒットするとも限らず、知らず知らずのうちに本との出会いを失っている可能性があります。
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赤ちゃんが人の表情を識別するメカニズム
メラビアンの法則によれば、聞き手に影響する要素は、見た目などの視覚情報:55%、話し方などの聴覚情報:38%、話の内容などの言語情報:7%となっており、コミュニケーションにおいて、表情が重要というのが分かります。今回のテーマは、赤ちゃんの表情識別です。
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●赤ちゃんがどの表情を好むか調べるため、異なる2つの表情写真を並べて見せ、どちらを好んで見るか調べた研究があります。
生後4ヶ月の赤ちゃんを対象に行った実験では、赤ちゃんは怒りや悲しみや無表情よりも、喜びや微笑みの表情を好んで見ることが分かりました。 ところが、生後7ヶ月の赤ちゃんでは、反対に微笑みよりも恐怖の表情を好んで見たのです。
赤ちゃんは、笑顔を見ることに慣れるようになります。反対に驚きや恐怖の表情は、ほとんど見る機会がないため、赤ちゃんにとって珍しいものとなります。赤ちゃんは、見慣れたものよりも目新しいものに注目するという性質があるため、見る機会の少ない恐怖の表情に注目するようになるのです。
つまり、大きくなってから恐怖の表情を好むようになったのは、それが珍しく見え、微笑みや見慣れた顔には注目しなくなったのです。
●発達心理学者のフィールドたちによって、生後36時間の赤ちゃんが表情の変化に気付くかどうかの実験が行われました。赤ちゃんの目の前で、女性が微笑んだり悲しんだりして表情の変化を見せ反応を分析するというものです。
結果、生後数十時間の赤ちゃんでも、表情の変化に気付くことが分かりました。つまり、表情識別力は、すべて学習で身につけるのではなく、生まれながらにしてある程度備わっているのです。
●生後7ヶ月頃から、赤ちゃんはお母さんの顔色をうかがいながら、周りの状況を判断するようになります。お母さんの顔色や表情を基に、目の前の状況が安全かどうか判断するのです。
お母さんがリラックスしていたり、微笑んだりしていれば安全で、反対にお母さんが緊張したり不安げにした表情の場合は、危険のサインとして次の行動の判断基準としています。
これは、心理学者ギブソンが開発した「視覚的断崖」という有名な装置を使った実験で分かった事実です。
●顔を見て男女の識別ができるようになるのは、生後8ヶ月頃です。生後6ヶ月の赤ちゃんは、男女識別が不十分ですが、8ヵ月になると完全に識別できるという研究実験結果があります。
●赤ちゃんは、なぜ人見知りをするのでしょうか? 人見知りは、顔認識の発達に非常に重要なものです。「見たことのない珍しいものを見て泣く」というのが人見知りの基本構造です。
珍しいから泣くという人見知りは、珍しいから注目するという上記の表情の実験とほぼ同時期に起こります。
なぜ、一方は泣くという拒絶反応になり、もう一方は注目になるのでしょうか。実は、この2つには大きな差異はなく、コインの裏表のようなものです。珍しい顔を見て驚くということは同じですが、その時の赤ちゃんの気分や状況などで、たまたま注目になったり、拒絶になったりするのです。
気分が安心であれば注目、不安であれば拒絶になりますが、その時の気分がどちらになりやすいかは、その赤ちゃんの性格によるところが大きいといえます。つまり、泣かれたからといって、嫌われているなどではありません。
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