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遊びとおもちゃで子供に身につく力

最近は習い事や学習塾に早くから通う子供が多く、子供の遊ぶ時間が減少傾向にありますが、これは子供の成長にとってベストなのでしょうか?今回は、今一度遊ぶことの大切さについて見ていきたいと思います。
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●自ら考えて動くことの大切さ

現在では、おもちゃといえば、ショッピングモールや百貨店などの店舗で販売されている既製品を指すことが多いかと思います。

しかし時代をさかのぼれば、現在のような既に作り上げられたおもちゃは少なく、今そこにあるものをおもちゃにして遊んでいました。

例えば、石けりや石投げなど、どこにでもある石を使って遊ぶ。自分たちでルールを作って勝ち負けを決めたり、どのようにすれば石が水面でよく跳ねるかを投げ方や石の形で考えたりする。他にも縄跳びやあやとりなどは、ひもがありさえすればいいですし、砂崩しなどは砂と木の棒さえあればできる遊びです。

このように、今そこにあるもので遊ぶことが当たり前だったのが昔の子供の遊びでした。いわば何でもおもちゃにできる想像力があったのです。

イギリスの哲学者バートランド・ラッセルは、以下のようなことを述べています。
「受け身の喜びを味わう機会はほんのわずかでよく、一度その喜びを与えられると次から次へと欲するようになる。だから幼い頃の子供の喜びは、子供自身が主体となって考えて動き、自身が今いる環境から作り出さなければいけない。」

つまり子供は今いる環境をいかに楽しめるか、自ら考えて動くことが大切で、受け身でかつ与えられてばかりの環境にいては、自ら考えて動くことをしなくなると警鐘を鳴らしています。

自ら考えて動く力は、一朝一夕で身につくものではありません。幼い頃から、どうすれば今のこの時間を楽しく過ごせるかと、自分で考え続けることによって身につきます。その力は社会人になり、仕事をすることになった時に大きな差となって現れます。

例えば与えられた仕事をこなす人よりも自分で仕事を作り出す人のほうが、社会においては評価されます。社会人になってから、それに気づくのでは遅いかもしれません。自ら考えて動こうとするスタンスは、幼い頃からの積み重ねによって発揮できるのです。

●おもちゃと言葉がコミュニケーション力を育む

一般的に子供は自分と他人の違いが分からない状態から、徐々に違うものであると認識し始め、自分というものに関心を持ちだします。そして他人でありかつ似たような年代の子供に関心を持ち、自分と他人との違いや関わり方を学びます。

特に遊びやおもちゃを介して子供は社会性を育みます。

おもちゃを貸し借りする際、黙っておもちゃの取り合いをするより、言葉を使った方が気持ちよく遊べることを知ります。

「このおもちゃ貸してくれる?」「うん、いいよ」、「この間おもちゃを貸してくれたから、今度は僕が貸してあげる」「ありがとう。僕も他にも持っているから見せてあげるよ」など、言葉のやりとりが子供同士の繋がりを広げます。

発達心理学者のエリク・エリクソンは、同じ年齢の子供同士でコミュニケーションをとることが、子供が社会的な性格を持つには肝要であると述べています。それは、子供同士はもちろんのこと、親子のコミュニケーションにおいても同じことが言えます。

子供が何かを欲したら、「うん、使っていいよ」と言葉で伝える。親も「このおもちゃ楽しそうだね。ママも遊びたいんだけど貸してくれる?」と聞いてみる。子供がおもちゃを手渡してくれたら、「ママも遊びたかったんだ!ありがとう。嬉しいな」と言葉で伝える。

このようにして、言葉を介した円滑なコミュニケーション方法を子供は覚えるようになります。

人間は何らかの集団に属して生きています。子供はまず、保育園や幼稚園というグループに属することから始まります。ここから急激に子供の社会性が求められることになります。

そこで大切なのが、みんなと上手につきあっていく力です。この力は前述した円滑なコミュニケーションを繰り返すことで身につきます。

コミュニケーション力は、子供が楽しい・嬉しいと思えるから身につくわけで、もし嫌だ・怖いと思ったとしたらどうでしょうか?子供はコミュニケーションをとることを避けるようになるでしょう。

しつけの一環として叱って教えることも必要かもしれませんが、子供がポジティブな気持ちになれるコミュニケーションが大切です。

また、コミュニケーション力は多くの人と関わることによっても育まれます。少人数のグループよりも、大人数のグループと接する。知っている友達だけとではなく、知らない友達とも交流してみる。

中には子供が「嫌だな」「合わないな」と思う時もあるでしょう。それはそれで、その後の良い経験になります。

様々な人と付き合うことで、様々なタイプの人がいることを知り、子供なりの対処法を覚えていくことも、子供のコミュニケーション力を伸ばす大切な要素です。

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中学受験塾を選ぶ前に知っておきたい基礎知識

中学受験を、塾へ行かずに制することは、とても難しいのが現状です。今回は、主に首都圏や関西圏の中学受験事情を基に、中学受験塾を選ぶ前に知っておいた方が良いことを見ていきたいと思います。
http://kosotatu.jp/中学受験塾選定の基礎知識/

●目標達成までの考え方や方法は、塾によって違うため、説明会参加前に下調べをしておくことが重要!

中学受験塾は、短期目標を掲げて頑張っているのに生徒の結果が思わしくない場合、その理由を徹底的に分析し、改善していきます。方法論としては、事業を進めるときに用いられる「PDCAサイクル」という手法を活用しているところがほとんどです。
PDCAサイクル:PLAN→DO→CHECK→ACT(計画→実行→評価→改善)の略

例えば、毎週テストが定期的にあり、テストを実際受ける、良い点数が取れて、次回も良い結果を出すには、どのような勉強をすればよいか見つけていきます。これを繰り返していくうちに、頑張れば自分はできるのだという自己肯定の気持ちが芽生えてきて、自信につながります。

やがて子供は、中学受験に必要な学力を身につけていきます。それが自覚できるようになると、小さなことでもコツコツ努力すれば達成できることを実感します。この気持ちは、中学受験勉強を通してこそ得られる貴重な財産です。また、将来困難に立ち向かうときの糧にもなります。

中学受験に合格すれば、中高一貫教育という環境に身を置くことができます。中学受験は、その恵まれた生活を送る引き換えに、苦しみを伴うものと思われがちです。

しかし、塾の先生や親が上手に導いてあげることにより、小学3年生の2月頃から入試本番までの約3年間で、子供は大きな成長を遂げます。これだけでも、中学受験勉強をする価値はあります。

志望校合格までを逆算すると、長期目標に対して、どんな小さな目標でつないでいけば良いのか、達成感を体感させるポイントとタイミングはどこかなどの分析も、塾は行います。

また、学習したことを忘れてしまったのでは意味がありません。ギルフォードやエビングハウスという心理学者が確立した、人はどのくらいで覚えたことを忘れていくのかを表した「忘却曲線」という理論があります。このような理論に基づき、覚えたことを定着化させ、記憶が低下しにくい学習方法を考えて、子供の学力を伸ばしていきます。

このように、中学受験塾が様々な方法論と塾ごとの特色を生かして、子供たちを合格へ導いています。小さな目標を達成し続けて、自信へつなげて、大きな目標へ近づいていく方法を「スモールステップ法」といいます。この方法は、塾をはじめとする教育機関や、企業の新人研修にも用いられています。

現在、ほとんどの塾が、スモールステップ法を基本とした指導を行っています。各塾では、入塾説明会が開催されますが、塾ごとに学習の進め方や方針が違うため、自分の子供が、どこに入塾すれば、合格に向けて大きく成長ができるかどうかは、説明会だけでは分からないことも多くあります。

そのため、親が事前に下調べをしておく必要があります。調べたことを頭に入れて入塾説明会に参加し、質問をすれば、親の受験に対する真剣さが塾側にも伝わり、詳細な内容を説明してくれる場合もあります。

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